本物の藍で染められた日傘です
コットン100%ですので晴雨兼用ではありません
竹の持ち手の美しい藍染日傘、風情ある装いをお楽しみください




この春、新しく建てた藍に勢いがある甕で
染めました
外側はしっかりと染まり、中心は白いまま残す
ことができました！

自然界にあるものだけで染められた藍染です
藍の色素は、そのものだけでは水に溶け出さ
ないので強アルカリ性にする為に、そして無
酸素状態にする必要があります　その際、少し
でも化学物質を使うと、早く簡単に染まります
が、藍特有の効能はなくなってしまいます　
紫外線を弾いてくれる効果や、虫除け・防臭、
抗菌作用などです　そのため自然界にあるもの
だけで、時間をかけて藍建てを行います　


こうやって染めたものを本藍染といいます
染まった後も、家庭用風呂桶に３〜４杯分の
水の量を使いながら、洗わなくてはなりません　
そうやってやっとこさ、染まり上がった作品になります



初めての試みですが、染料店が開発している
藍染用日焼け防止剤というのを仕上げに使いました　
これは日焼けして、陽に当たった部分だけが黄色く
アクが出て、変色するのを防ぐものなのだそうです　
一般的にはブルージーンズの化学藍に使われています　
それを個人向けに販売されているものです

日焼け防止剤は、結局は化学物質になります
直接お肌に触れるものではないと判断し、日傘のみ
使用させていただきました　この旨お断りさせて
いただきます　翌年、または再来年、日傘を取り
出された際におやっと、びっくりされないためです



傘は、綿100%ですので、晴雨兼用傘ではありません　
シーズンオフや、汚れた場合は、簡単に外せますので
中性洗剤などでお洗濯が出来ます　試しに、熱いお湯
の中で揉んでみて下さい　ヤケドしないように、軍手
してゴム手袋してください　面白いように、黄色く
湯が変色します　藍の微生物が働いてくれてる証拠です　
数回湯を変えて、すすげば終了です　白場は更に白く、
藍は冴えた色になります


藍は、化学繊維には全く染まりません
傘の止め布のみが、ポリエステル糸でステッチされ
ています　化学繊維は、染まらずにいます　中国の
縫製工場で、分業されて縫われているのでしょうか

竹の持ち手ちも、美しいとは言えないかも
しれません　染めムラ同様、自然の味わいと
ご理解くださいますと幸いです



親骨の長さ　50cm



風情ある藍染めの日傘、外出の際にお使いください




日傘
本藍染
藍染日傘
段染め日傘
藍染め日傘